訪日外国人と医療




訪日外国人、増えてますね!
私は記事の投稿時に、検索ワードのボリュームや種類も調べるのですが、「医者」で検索すると、英語関連のものが何件もヒットします。

今回は訪日外国人に関する、4月28日のヨミドクターのご紹介です。

訪日外国人観光客が医療費を支払わずに出国するケースが相次いでいることを受け、自民党のプロジェクトチーム(PT)は27日、こうした訪日客の再入国の拒否などを盛り込んだ提言案をまとめた。
5月にも政府に提出する予定で、今夏にまとまる「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)に盛り込むことを求めた。

訪日客は2017年、約2869万人と過去最高を更新。
訪日客の3割が医療費をカバーする旅行保険に未加入とされ、医療現場では、医療費の不払いや、対応するための負担増などの問題が顕在化している。

提言案では・・・

続きはYOMIURIONLINE ヨミドクターでご覧いただけます

訪日外国人は2015年は1,900万、2016年は2,400万。昨年は2,800万人を突破してます。日本政府観光局より)
着実に増えてますね。

外国人への医療といえば、以前は医療ツーリズムがメインに考えられていたかと思います。
政策でも積極的に検討されていたイメージがあります。

もちろん、今でも活発に取り組む施設はあるかと思います。ですが、「外国人と医療」を考えた場合、医療ツーリズムよりも訪日外国人への医療提供の方がメインになってきているかもしれません。

何と言っても2年後には東京五輪開催です。
今より、もっと多くの外国人が日本を訪れます。

影響は東京だけではないはずです。
私は、「YOUは何しに日本へ?」という訪日外国人を取材するTV番組のファンで よく見ているのですが、1つの都市だけではなく、それこそ日本を横断するように、いくつもの都市へ出かける外国人の方も間々いらっしゃいます。

とくにヨーロッパやアメリカ方面からお越しの方は、滞在期間が長いんですよ。2週間とかざらです。

そして、最近は「なんでその土地に行こうと思ったの?」とこちらが不思議になるくらい、マイナーな土地に向かわれる外国人もいらっしゃいます。

TV番組の情報をもとに考えているので一概には言えませんが、訪日外国人への医療提供については大都市だけではなく地方にも波及していく可能性はあるのじゃないかと感じてしまいます。

日本政府観光局では、医療従事者向けの「訪日外国人旅行者を受け入れる際に役立つ、マニュアル等と好取組事例集」も作成されています。

ですが、ちょっと活用はしにくそうだなと個人的には感じます・・・

訪日外国人の増加を政策として取り組んでいるのなら、訪日外国人の医療についても国が責任をもってやってほしいです。
ホテルや施設などの観光分野と異なり、積極的に訪日外国人を受け入れたい医療機関は、医療ツーリズム以外の施設ではほぼ無いはずです。何の得にもなりません。

責任の所在やしっかりしたマニュアルが示されれば、医療機関も少しは安心できるのではないでしょうか。

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