新専門医制度ならでは?日本専門医機構より初期研修医地からの採用先発表




延期になっていた新専門医制度も本年度からスタートです。
本年度はW改定もあるので、良くも悪くも賑やかな春になりそうです。

皆さんご存知のように、新専門医制度は登録制です。
イレギュラーな場合(※)を覗き、登録は全て完了しているため本日から新天地でスタートという専攻医希望者の方が多いのではないでしょうか。
(※)日本専門医機構から先週のお知らせで「特別な理由があり専攻医を採用したい場合は日本専門医機構へ問い合わせすれば個別に検討します」と発表されていたので念のため

おさらいをすると、新専門医制度では専攻医(基本領域の専門医)を取得したい医師は専攻医登録を実施の上、専攻希望医として各施設に採用されます。

一次登録は昨年の10月10日~11月15日に行われ、採否通知は12月15日に行われました。

一次登録で研修先が決まらなかった専攻医希望者は二次登録へ進みます。
二次は12月16日~1月10日に登録期間が設けられ2月15日に合否の通知が行われました。

ちなみに二次登録でも研修先が決まらなかった場合は、2月16日~3月5日の登録期間を経て、3月15日に採否通知となっています。

さらに、それでも決まらなかった場合は3月16日~3月31日まで随時行うとなっています。

なお、東京,神奈川,愛知,大阪,福岡については、3月16日~の募集では地域偏在への考慮から登録NGでした。付け加えると、こちらの5都府県は二次登録についても外科,産婦人科,病理,臨床検査の4領域を除いて研修医の採用実績数などの平均値を超えないことと定められているため、定員のあるプログラムであっても採用できない縛りがありました。

当初の専門医機構の登録手順のお知らせでは二次までしか日程は決まっておらず、その後は随時とだけなっていました。ですが追加で、2/16~の日程が発表され、さらにさらに3/16~も追加で発表されたので、思ったより決まらなかった専攻医希望者が多かったのかもしれません。

さて、前置きが長くなりましたが、日本専門医機構より「初期研修プログラム(または住所地)からみた採用状況」が先週の3月29日に発表されました。

おそらく、今までは初期研修医全てを対象とした初期研修地別にみた専門医希望者のエリア別の採用状況についての発表はなかったと思います。(あったらすみません。教えてください)

こういった発表ができた経緯には日本専門医機構が「統一的な管理」を行い、かつ「専攻希望地は登録制」という点にあるのではないでしょうか。

今までは学会ごとに専門医認定を運営していました。
新専門医制度では日本専門医機構が横断的に学会と関わり専攻医(基本領域の専門医)の育成と認定を統一的に行います。

日本専門医機構が統一的な管理を行い専攻医採用フローを登録制で実施することにより、初期研修地とその後の勤務希望先の全体数を把握でき、しかもかなり早いスピード(※)で私たちも知る事ができたのではないでしょうか。
 (※)マッチング協議会の発表は早いですが、厚労省の医師に関する資料なんかはだいたい1年遅れです

発表された資料は下記のリンクより閲覧できます。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/saiyojyokyo_180329.pdf

日本専門医機構(http://www.japan-senmon-i.jp/
初期研修プログラム(または住所地)からみた採用状況について

資料を見ると、どちらの都道府県を見ても初期研修プログラムの実施地で採用された専攻医希望者が一番多いです。

特に北海道や愛知県は医師数も割合多いほうですが、かなり初期研修プログラムの地に残っています。

逆に、茨城や栃木は2割前半、神奈川と静岡は2割後半、埼玉は3割半、千葉は4割弱、東京へ流れてます。
東京の初期研修医もその他の地域に流れはしていますが、上記の数を補えるほどではありません。

初期研修制度ではすでに募集定員の適正化は行われていますが、初期研修後の流れが掴めることによって、2020年実施予定の改正にも何らかの影響がでるかもしれませんね。

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