前回の記事の続きです。
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前回は、「そもそも個人情報とは？」についてサクッとご紹介し、個人情報に関する紹介会社の裏話もお伝えしました。
今回は、個人情報を紹介会社にあんまり渡したくない先生へオススメの対処法をご紹介します。
エムスリー経由で問い合わせしない
私が現役時代に、個人情報についてご不安を訴える先生のほとんどがエムスリー経由で問い合わせをされた先生です。（この記事に出てくるエムスリーは、プラットホーム型の求人サイトのほうを指します）
大前提として、エムスリーに求人を掲載している会社とエムスリーの間で、先生の履歴書やエントリーシートなどの情報共有は一切ありません。
問い合わせた求人の掲載会社が異なれば、その度に履歴書やキャリアシートなどの提出が求められます。
この大前提をご存知ない先生は、何度も履歴書の提出を求められる状況に困惑されるのだと思います。
でも、それって困惑して当然です。
エムスリーに履歴書を提出しても、それが問い合わせをした会社に使用されることは100％ありません。
気になる求人があれば、エムスリーのサイトから問い合わせをするのではなく、直接 紹介会社の電話かメールで問い合わせをされてみてください。
「エムスリーで掲載されている○○の求人を見て」と言えば伝わりますよ。
ちなみに、同じ形式のサイトで日経メディカルキャリアがありますが、そちら経由の先生から個人情報についてのご不安の声があがることは少なかったです。
まずは気に入った紹介会社を見つける
以前よりお伝えしていますが、どちらの紹介会社でも、取り扱える求人はだいたい同じです。
詳しくはこちらの記事へ
その時に、その求人を掲載していなくても、キャリアのあるコンサルタントであれば、どの医療機関かは目星がつきます。
求人ごとに紹介会社へ問い合わせをすると、その求人ごとに紹介会社へ個人情報を渡すことになります。
ですので、個人情報をいくつも渡すのが不安という先生は、まずはどの紹介会社を利用するか決めてみてください。
紹介会社選びは若干手間がかかるので、こちらの方法は どちらかと言うと非常勤より常勤で紹介会社を利用する先生にオススメの方法です。
紹介会社選びに重要なポイントは「コンサルタント」選びです。
選び方は過去の記事をご参考ください。タグ（PCをご利用の場合は右上、携帯の場合は記事の下）から「コンサルタント」をクリックしてもらうと関連の記事が出てきます。
履歴書（キャリアシート）を提出するタイミングを決めておく
紹介会社も色んな会社があるので、先生に履歴書（キャリアシート）の提出を求めるタイミングも恐らく色々です。
履歴書が本当に必要になってくるのは、先生が医療機関へ応募を決めたときからです。
それは、医療機関へ匿名キャリアシートを提出する必要があるからです。
逆を言えば応募を決める前までは、履歴書は必要ありません。
ただ、求人を探すときに、先生に合わせて求人を探すことを目的に、履歴書の提出が求められるケースがあります。それについては、利用したいと思える紹介会社なら提出してもいいと思います。
利用するかどうか微妙な場合は、希望条件だけ伝えて、気になる求人を提案されてから、履歴書を提出すれば良いです。（ただし、常勤については職歴で条件等もけっこう変わってくるので、まずは利用したいと思える紹介会社選びをされ、履歴書を提出しちゃったほうが仕事探しはスムーズです）
ご自身の中で、どのタイミングで履歴書を渡すかを決めておくと、色んな紹介会社を利用したとしても混乱することは少ないと思います。
１点だけ、ご注意いただきたいのは履歴書を出し渋りすぎることです。
たまに、面接段階になっても個人情報を出し渋る先生がいらっしゃいます。
そのお気持ちも分からなくはないのですが、ちょっと問題です。
紹介会社は医療機関から手数料を頂戴して成り立っています。紹介する人材に対し責任があります。それなのに、知らない情報が盛りだくさんの人材を紹介することは、医療機関からすれば無責任です。
以前、とある医療機関への応募希望の先生から「俺の売りは診療！履歴書なんて紙１枚で俺を判断することなんてできない！」的なことを言われたことがあります。
それはそうなのですが、世間一般的な慣例として、入職したい場合は履歴書が必要です。
それを提出しなかったり、空欄箇所や不備がある履歴書のを提出した場合、医療機関側は不安じゃないでしょうか。
医師紹介会社から入職するということは、医局派遣とは全く異なります。
その点は予めご理解いただければ幸いです。
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