産業医求人のあれこれ




産業医の非常勤求人は人気があります。
非常勤というより、嘱託という言葉のほうがピンときますね。

嘱託産業医は月2回ほどの訪問でなかなか良いお給与です。
そして拘束時間も短めです。
訪問日時もけっこう融通ききます。

昨日の記事でお伝えしたように、国は労働安全衛生にどうやら力を入れている状況のようなので、ひょっとしたら産業医へ求める能力や業務は今後増えていくかもしれませんが、人気求人という状況はしばらくは変わらないのではないでしょうか。

ちなみに、常勤の産業医求人は、そんなに人気高くありません

残業は少なく、呼び出しもないので、プライベートとビジネスのバランスは良いのですが、臨床からガッツリ離れてしまうという点と、給与が下がってしまうというデメリットがあります。

また、企業は病院以上に年齢に敏感です。

60才に近い年齢で「臨床はもういいや」と常勤産業医への転職を希望しても、年齢で書類審査に通らないケースも間々あります。

なお、産業医の資格は保有しているものの、業務は未経験という先生がけっこういらっしゃいます。

嘱託産業医に話を戻しますと、「産業医の資格を持っているだけ」では厳しい状況です。

嘱託産業医は、まず空きがあまり出ません。辞める先生が少ないからです。
そして、産業医をやりたいという先生はたくさんいるので、書類審査で「資格は持っているものの産業医業務は未経験」で易々と通過できまないのです。

それでも、忍耐強く探し続けて嘱託産業医をゲットできれば良いですが、もし難しそうな場合は医療機関が出している産業医求人に応募をしてみてください。

最近では、医療機関(特に健診系の施設)が企業と契約し、産業医を派遣するケースが増えてきました。

お給与は、企業と直接契約をした場合よりは低いケースが多く、産業医業務だけではなく、健診や外来をしつつ産業医として派遣されるという施設も多いのですが、それでも産業医としての経験は積めます

また、医療機関は様々な企業と契約を行っているので、幅広い職種の産業医も経験できます。
(これは医療機関の担当者に聞いた話ですが、同じ産業医業務でもホワイトカラー系とブルーカラー系ではポイントがちょっと異なるそうです)

業務未経験で、なかなか嘱託産業医先が無いという先生はお試しください!

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