“トライアル勤務”や“お試し勤務”という用語を聞いたことはありますか?
この用語は主に定期非常勤のお仕事探しの際に発生します。
ご存知の方は多いと思いますが、これは正式採用前に1回ないしは数回や一定期間、スポットとして勤務することです。
面接後にトライアル勤務を実施する場合もあれば、面接無し・トライアル勤務のみの場合もあります。
ちなみに、面接なしトライアル勤務のみは当直や日当直の非常勤の場合に多いです。
トライアル勤務のメリットとしては、
双方が双方の働きぶりや勤務環境を事前に確認できることです。
100%とは言えませんが、勤務後のミスマッチ発生の確率を下げます。
デメリットは、短期間で双方が判断されてしまうことです。
1回や数回の勤務で働きぶりや勤務環境を判断されてしまうので、たまたま その日の勤務だけイレギュラーが発生した場合(外来数が通常より多い等)や、その病院の診療に慣れるのが遅かった場合は入職NGになる確率が高くなってしまいます。
トライアル勤務を実施する医療機関は私の肌感では増えてきていますが例外もあります。
それは精神科の外来案件や現在勤務中の医師との交代案件(勤務中の医師に問題あってのの交代の場合は特に)です。こちらの案件は、その性質上トライアル勤務の実施は厳しいです。
先生方から稀に聞かれますが、トライアル勤務でも給与は発生することが殆どです。
なかには、トライアル勤務時は給与形態が異なる医療機関もございますので、ご不安な先生は事前にコンサルタントへ確認されてください。
また医療機関側の負担として、医師の給与以外に、紹介会社への支払い(トライアル勤務分をスポットとして請求)も発生する場合が基本です。
トライアル勤務を実施したい先生、医療機関は早いタイミングで紹介会社へお伝えください。
お試し勤務NGの医師、医療機関も私の経験ではありましたので。
○ お試し勤務は正式採用前に医師は“職場環境”を医療機関側は“仕事ぶり”を確認できる
○ メリット:勤務後のミスマッチを防げる、デメリット:短期間で双方が判断されてしまう
○ お試し勤務でも、医師の給与・紹介会社への手数料は基本的に発生する
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