先生方は、知人紹介で勤務先を決めることが(私の肌感では)、一般の職種より多いかと思います。
知人紹介での入職の場合、事前に医療機関の評判や働く環境がより詳細に分かりますし、勤務開始後も知人が職場にいるという安心感もあります。
正直に申し上げて、ここらへんは紹介会社では太刀打ちできないメリットです。
そして、メリットも沢山だからこそ、入職時にはやることやっておきましょう!
なぜなら、紹介会社をご利用いただく先生の中には、知人紹介での入職で失敗した先生方が結構いらっしゃいました。
(知人紹介での入職で問題なかった方は、紹介会社とはご縁がありませんからね)
知人紹介での入職時に抑えておくべきポイントを今回は3点ご紹介します。
やること1,雇用契約書の締結
「えっ?!」とびっくりするかもしれませんが、意外といらっしゃるんです。
雇用契約書がないケース・・・
先生に「退職は何ヵ月前までの通知ですか?」と伺って、「雇用契約書がないんで分かりません」と言われたこともあります。
最近は、医師の労働時間が結構厳しく言われるようになってきましたし、監査等で指摘があるかもしれないので、用意をするケースも増えているかとは思いますが、クリニックなど規模が小さな法人や地方の法人は要注意です。
やること2,雇用契約書の精査
雇用契約書が作成できても、内容が簡素なものでは意味がありません。
きちんと内容を精査してください。
トラブルになりやすいのは昇給です。
働く環境は問題ない、何年も働いていて居心地がいい、でも、いつまでたっても給与が一緒だと、流石にやる気が削がれていきます。
給与のことは言い難いと思われるかもしれません。
もし、ご自身で言い難いなら第三者を登場させてみてはいかがでしょうか。
例えば、「妻(独身者なら顧問税理士など)に見せたら昇給の部分も明確にしておいた方がいいと言っている」など。
給与のことは言い難いですが、働き出した後でも言いにくさは変わりません。
きちんとクリアにしておきましょう。
やること3,口約束の明文化
これは、法人トップから直接誘われた場合にあり得るケースです。
例えば、「後々は先生に△△を譲ろうと思っているんです」や、「先生がよければ△△の役職についてもらいたいと考えているんです」など。
魅力的な条件を出されるかもしれませんが、そういった内容も出来るだけ明文化しておいた方が良いです。
なぜなら、口約束の内容を目標に勤務するも、いつそれが達成するか分からない状況では結構しんどいからです。
口約束が達成されなくても、医療機関に魅力を感じる場合は構いませんが、その内容を目当てで入職する場合には、ある程度、明文化しておいた方が良いです。
無理ならせめて、詳細を確認しておいてください。
残酷なことを申し上げると、勤務開始後の先生の働きぶりによっては、約束を反故にされるかもしれません。
ですが、口約束で終らせずに、明文化もしくは詳細を確認しておけば、見切りの時期が読めます。
将来のご自身の為にも、きちんと裏を取ってから入職しましょう!
さいごに
偉そうなことを言っていますが、紹介会社での入職失敗だって山ほどあると思います。
私は、どんなルートの入職であっても先生方に後悔はして欲しくありません。
知人紹介での入職でトラブルになりやすいのは、入職時の内容です。
知人紹介はメリットも多い使える入職手段です。だからこそ、少しビジネスライクになる部分も必要かと思います。
(とか言いつつ、師弟関係を結ぶようなビジネスライク0の入職も私は好きです。笑)
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