昨年のデータにはなりますが、矢野経済研究所の発表によると2017年9月現在、国内で特定された病院グループは180グループで、特に東京都や大阪府での大都市圏に集中する傾向があるそうです。
詳細な内容は矢野経済研究所のサイトよりご確認ください。
ちなみに、病院グループに定義はないようで、上記の調査では「3施設以上の病院を有する団体」を対象としていました。
病院グループというと、どこの法人を思い浮かべますか?
やはり、徳洲会や中央医科グループが有名でしょうか。
では、国内で一番多い病院グループはどこの法人だと思いますか?
実は、JA厚生連です。
都心部にお住いの先生はあまりピンとこないかもしれませんが、JAだけあって、農村地帯に特に多く病院を展開しているので、全国に103施設(2018年5月現在)あります。
ただ、法人が異なるのでカウントこそできませんが、「民医連」は、加入している病院数が142施設(2018年5月現在)で隠れ全国最大派閥です。
また、「病院」数は少ないものの、関東では白報会や桐和会、善仁会なんかは「クリニック」数がとても多く有名です。
私の肌感にはなりますが、ここ数年で病院グループはとても増えてきている印象があります。
診療報酬がどんどん細かくなり経営が難しくなる昨今では、経営に強みを持つ病院が法人数をどんどん増やしていくのは自然な流れかもしれません。
とは言っても、病院グループに先入観をお持ちの先生もたくさんいらっしゃると思います。
不安な点は遠慮せずにどんどんコンサルタントに質問して、食わず嫌いなのか本当に無理なのか、しっかりとご判断ください。
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