JCI(Joint Commission International)とは、1994年に米国の病院評価機構から発展して設立された、医療の質と患者さんの安全性を国際的に審査する機関です。
JCI の認定には8つのプログラム(病院、大学病院、外来診療、臨床検査、在宅ケア、長期ケア、医療搬送機関、プライマリーケアセンター)より該当するプログラムを受審します。
(藤田保健衛生大学HPより引用)
今回、新たにJCIを取得した藤田保健衛生大学病院を含め、日本では26施設がJCIを取得しています。
(関東では、亀田メディカルセンター、NTT東日本病院、聖路加国際病院、湘南鎌倉総合病院、東京ミッドタウンクリニック、三井記念病院、彩の国東大宮メディカルセンターなど)
ちなみに、JCIの認証プログラムで、日本国内で認証を受けているものは、「大学病院プログラム、病院プログラム、外来ケアプログラム、長期ケアプログラム」の4つのみです。
大学病院プログラムは、名前の通り大学病院向けのプログラムです。
こちらのプログラムでJCIを取得している施設は、埼玉医科大学国際医療センター、順天堂大学病院、藤田保健衛生大学病院の3施設のみです。
大学病院の基準は通常の病院プログラムより厳しいそうです。
藤田保健衛生大学病院のHPによると、認定基準は16領域に細分化されており、1270個の評価項目について審査されます。
藤田保健衛生大学病院のJCI取得の経緯として、
我々の「医療の質向上と患者安全」の体制が世界水準であることを証明することにより、医療の質をさらに充実させることでブランド力を高め、国内のみならず世界の人々から認められる病院として患者本位かつ最高品質の医療を提供することが最大の取得目的です。
と説明されていました。
日経速報によると、取得に向け会議などを200回以上行ったともありました。
本当に大変な道のりだったかと思います。
藤田保健衛生大学病院の皆さま、この度は誠におめでとうございます!!
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