医師転職で年収が下がるケース




先日の記事で医師の転職時は、基本的には年収がUPするケースが多いと申し上げました。
では、今回はどんなケースだと年収がDOWNするのか、代表的な例をご紹介します。
(転科や勤務日数や当直が減るケース、相場以上の勤務先からの転職ケースは除外します)

ケース1.都心や人気エリアへの転職

関東エリアでは都心部よりベッドタウンのほうが給与は高い傾向です。
これは、恐らく他の大都市圏でも同様のケースが多いかと思います。
特に山手線有名駅から徒歩圏内の病院は給与は低い傾向があります。

お子様の進学や、上京のために地方から都心への転居をお考えの先生もいらっしゃると思います。
ある程度の給与をご希望される場合には、就職先はベッドタウン寄りの病院を選ばれたほうが給与は期待できます。

ケース2.国公立病院への転職

国立病院で医師紹介会社を利用される医療機関は少ないのですが、公立病院系は年々増えてきている印象です。
増えてはきているものの、民間病院並みの給与を出せる医療機関は私の肌感では、そこまで多くありません。

最近は緩和されてきた印象はありますが、副業(アルバイト)についても規定があるケースが多いので、入職前にぜひご確認ください。

ケース3.症例や資格を積むための転職

新専門医制度の影響がどうでるかは現時点では分かりかねますが、基本的に症例や資格取得のための転職は、給与下がる可能性が出てきます。
症例は、一般的な症例ではなく、専門性の高い症例です。
理由はケース2に近いのですが、特殊な症例が集まったり資格認定施設は、国公立や公益性の高い病院が多いんです。

あと、症例や資格が積みたいということは、現時点でその診療科を引っ張る医師が存在しています。
若手枠での採用となってしまうので、どうしても給与が落ちてしまうのです。

さいごに

全体的な傾向として、医師から人気の高い「何か」がある施設は給与が落ちる傾向があります。

「何か」とは、「立地」であったり「ブランド性」であったり「キャリアが積める」などです。

もし、希望する医療機関で給与が下がってしまう場合でも、勤務日数とアルバイトを上手く組み合わせ、給与をカバーできる可能性もあります。
そういった相談も、ぜひ担当コンサルタントにバンバンされてみてください!

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