昨日の記事の続きです。
昨日は、初期研修を受けなかった場合は保険診療の施設には就職できず、自由診療の施設での勤務になるとご紹介しました。そして、健診や美容クリニックでの採用状況について申し上げました。
最後に取り上げるのは免疫療法のクリニックです。
こちらも、健診や美容クリニックと同じくなかなか厳しいです・・・。
免疫療法のクリニックは、カウンセリングや処方のみの求人って少ないんです。
また、カウンセリングのみだとしても、免疫療法は高額な費用がかかるので、経営側は医師の年齢を気にされます。お見た目にベテラン感や貫禄を求められることが多く、若手医師はちょっと不利なんです。
ここまでご覧いただいた方は感じたか思います。どの施設も難しいんじゃん!と・・・
そうなんです。
初期臨床研修を修了していただかないと、紹介会社といえど紹介先の提案は厳しいんです。
あえて一番可能性がある求人を申し上げると、やはり脱毛やAGAのカウンセリングのみの求人でしょうか。
そして、ここまでのお話は全て非常勤の場合のケースになります。
常勤求人はさらに厳しいです。
と、言いますのも昨日の記事の冒頭に話を戻すと「臨床研修を修了してないと病院又は診療所の管理者になれません」。
自由診療の施設はクリニックが殆どです。
クリニックの常勤求人は雇われ院長の求人が多いんです。
初期臨床研修を修了していないと管理者になれないので、応募できる求人はグッと減ります。
管理者求人でなくとも、採用側はいずれは分院をと考え常勤採用を行うケースが間々あるので、将来的に分院長になれない医師を雇用するのは躊躇ってしまいます。
初期臨床研修を修了されないことには、自由診療であっても選択肢がぐっと減ってしまいますので、ご注意ください。
また、初期臨床研修のハードさに途中で休職や退職をされる医師も現実的にいらっしゃいます。
初期臨床研修病院の要件は全国どの病院も一緒ですが、当直を含め勤務のハードさは結構違ってきます。
体力に自信のない先生は、無理のないご自身にあった病院選びをされてください。
せっかく頑張って医師免許を取得されても、初期臨床研修で心身を壊してしまっては本当に勿体無いです。
なお、ご事情があって初期臨床研修を中断してしまった先生も再開は可能です。
ネットで「初期臨床研修の再開」と検索していただくと、情報がたくさんでてきますよ。
最後にお知らせです。
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