値上げの波は医師紹介会社にも




この春から値段が上がったものは沢山あります。
メーカーにもよりますが、納豆やワイン、牛丼などがよくニュースで流れていましたね。
皆さんもいくつか耳にしたのではないでしょうか。

値上げの波は、紹介会社にとっても例外ではありません。

紹介会社が求人を掲載する「エムスリーキャリア」や「日経メディカルキャリア」でも料金変更がありました。この2サイトは、複数の医師紹介会社が求人を掲載するサイト(プラットホーム型のサイト)です。
詳しくはこちら

エムスリーはすでに今年の1月から値上げを実施しています。
掲載料を以前から20%程値上げしています。
20%もの額を値上げするってかなり大胆ですよね。医療機関と紹介会社で置き換えると、医師の紹介手数料が20%から24%になるようなものです。

日経メディカルキャリアについては4月より掲載プランを大幅に変更しています。
成果課金(求人1件に対する料金)は値下げしましたが、その代わり毎月の基本使用料金を設定しました。

基本使用料金は管理費や成果課金と相殺されます。ですが、成果課金が基本使用料金をオーバーした場合は追加料金が請求されますし、成果課金とオプション料金が基本使用料金額に達しない場合の返金はありません。

つまり、固定額の要素が今回の変更により導入されました。

ある程度の規模のある紹介会社にとっては、恐らくそこまでの影響はありません。むしろ、成果課金が若干下がったことによりお得だと思います。しかし、日経メディカルを利用している会社は、エムスリーと比較し小規模な会社が多いです。

小規模の会社にとっては、今回の変更はかなり負担が重いのではないでしょうか。
(エムスリーと違って日経は成果課金制なので、資金が潤沢にない紹介会社にとっては導入しやすいというメリットがありました。)

日経メディカルキャリアとしては、通年でしっかりサイトを利用してくださいという気持ちを込めたのかもしれません。

自社のサイトだけで医師を確保している会社にとっては、上記2サイトの料金変更は影響はありませんが、そんな会社はかなり限られます。
また、料金を変更したことによって、この2サイトも今まで以上にシビアな結果が紹介会社から求められるはずです。
自社のサイトだけで医師を確保する会社にとって、この2サイトとの競争は避けられません。広告費は自ずと上がっていくはずです。

ちなみに、日経の料金変更での影響が少ない(むしろお得な)中~大規模な会社は、自社サイトでも医師を確保していますが、その広告費についても競争が激しくなることによる影響が出ると予想します。

医師紹介会社の支出は、以前の記事でも書きましたが広告費と人件費が大きなウェイトを占めます。
広告費の値上げは、紹介会社にとって かなり痛いです。
値上げの波からは、紹介会社も逃げられません。

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