以前、医師の中抜きに関しての記事をUPしました。
上記の記事でも申しましたが、中抜きとは医師紹介会社から医師の紹介を受けたにも関わらず、紹介手数料を一部もしくは全額支払わない行為です。
紹介会社経由で応募や面接を実施したにも関わらず、医療機関から「紹介会社を通さずに直接契約しませんか？」と言ってきたら、それ中抜きです。
中抜きをしてくる医療機関、私からしたらとっても危険です。
今回の記事では、なぜ危険なのかについて思いつく理由をまとめてみました。
（中抜きは微妙なケースもあるのですが、今回は先生と全く関わりがない状況で中抜きを平気で行なってくる医療機関に関しての記事です。お含みおきください）
危険１.契約書への意識が低い
医療機関へ医師を紹介する場合、医師紹介会社は事前に紹介に関しての約束事をまとめた契約書を医療機関と締結しています。
それにも関わらず中抜きをしてくるということは、契約書の重要性を理解していないということです。
ということは、先生と医療機関が締結する雇用「契約書」も簡単に反故にする可能性があります。
ちなみにそういう法人は裁判に対しても好戦的なので、とっても面倒です。
危険２.ビジネスを理解していない
紹介会社の手数料は高額かもしれませんが、その代わり入職するまで一切費用がかかりません。
医療機関から求人のヒアリングを行なったり、求人サイトなどで提案医師を探すためにかかった人件費や広告費を紹介会社側は自社で負担します。
紹介会社は医師の入職が成立しない限りその費用を回収できません。
中抜きとは、紹介会社に仕事だけはさせて報酬は支払わないという行為です。
法人として常識のある行為とは言い難いですよね。でもそんな法人なので非常識な対応を労働者にもするかもしれませんよ？
危険３.モラルが低い
悪いことだと分かっていても、中抜きを実行してしまう医療機関はかなりモラルが低いです。
（悪いことだと分かっていない場合は重症ですが…）
そして、きっと他の紹介会社にも中抜きを行うと思います。
悪いことを躊躇なく行う医療機関が、先生方を含めた人材を大切に扱うでしょうか。
私はちょっと難しいと思います。
ちなみに、中抜きを繰り返す医療機関は、紹介会社間で噂が立ってしまうと、なかなか医師を紹介してもらえなくなります。
つまりマンパワー不足が起こりやすくなります。
さいごに
「紹介会社を通さずに直接契約すれば給与UPさせますんで」とか「謝礼をお支払いするんで」とか好条件を医療機関側が提示してくるかもしれません。
その他にも医療機関側に色々と事情があるかもしれませんし、中抜きをされてしまう医師紹介会社にも何か問題があるかもしれません。
ですが、中抜きをするような医療機関を先生方には選んでほしくありません。
それは、先生を大事にしない可能性が高いからです。それが入職前から分かるからです。
どうぞ十分にお気をつけください。
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