久しぶりの契約書の記事です！
医師紹介会社は、医師を紹介するにあたり事前に医療機関と基本契約書を締結します。
契約書について詳しくは下記の記事をご覧ください
以前は、医療機関から要望が出やすい項目は紹介手数料でした。
ですが、最近はどこの紹介会社も紹介手数料は20％なので、医療機関側から交渉が入ることは少なくなっているように感じます。
今、要望として出やすいのは紹介手数料の「支払日」「支払い回数」「返金期間」ではないでしょうか。
今回は、その中でも「支払日」を取り上げてみました。
会社運営では「入金を早く、支払いを遅く」が理想のキャッシュフローです。
医師紹介会社側は「入金を早く」したいし、医療機関側は「支払いを遅く」したいとなれば、そりゃー要望がぶつかり合うのは当然です！
私の経験上では、医療機関側から受ける要望では、支払日を入職日の「翌々月末」までにしてほしいというケースが多かったように感じます。
ちなみに、私が当時在籍していた会社は、翌月末までの支払いに設定してました。
翌々月末迄なら何とか検討範囲ですが、それ以降の支払日は恐らくどこの紹介会社にとっても、かなり渋い要望かと思いますのでご留意ください。
あと、「金額は変わんないんだから支払日くらいいーじゃん！」と思われるかもしれませんが、意外とこの稟議を通すの大変なんですよね～。
稟議って、当然理由も書かないといけないんですが、上層部が納得する理由がなかなか思いつきません！
医療機関側から言われる理由はほぼ「うちはこの支払日に統一しているので。他の取引会社も同じです」なんです。どこも理由がほぼ一緒。だから、「ちゃんと医療機関側へ交渉しろ」って稟議が通りにくいんですよね。
以前の記事でもちょろっとご紹介しましたが、支払日を交渉したい医療機関の方は、ちょっと工夫して紹介会社のコンサルタントへ伝えてください。
「返金期間は本当は○○に設定していますが、そこは院内で検討するので、支払日は○○になるよう調整いただけないですか」っていう言い方だと、コンサルタントも社内に稟議をあげやすくなると思います。
また、理由も「うちはこの支払日に統一しているので。他の会社も同じです」以外に説明できるものがあれば、一緒に伝えていただけると有難いです。
支払日を交渉されたい医療機関の方は、よろしければご参考ください！
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