ご存知の方も多いと思いますが、楽採やリクルートキャリア、エムスリーキャリアなどで医師採用アウトソーシングサービスを行っています。
医師紹介会社とのやりとりを代行会社が一括して行うことにより、採用担当者の負担を軽減させることが可能です。また、求人票や資料作成の手引きも行ってくれます。利用料も数万円~と比較的少額から利用できます。
医師採用アウトソーシングサービスを利用される前にご検討していただきたい点について、今回はご紹介します。
医師紹介会社からの信用度
医師紹介会社からの信用度が低い代行会社を利用した場合、紹介会社から直接連絡がきたり、医師の打診が減ったりと、本末転倒なことになる可能性もございます。
元・医師紹介会社の立場から言わせてもらえると、やはり同業を行っている会社(リクルートやエムスリー)は、ちょっと警戒してしまいます。
もし利用される場合には、医師紹介会社との関係性や、信用は得られているのかという点について事前に確認されることをオススメします。
連絡手段の確認
私が現役の時は医師採用アウトソーシングサービスを利用する事は極力控えていました。
理由の1つは案件を進めるスピードが落ちるからです。代行会社を挟むと医療機関からの返答が遅くなりがちなんです。
数時間のロスなら我慢できますが、下手をすると数日のロスが発生することも。さらに、どういう状況で連絡が遅れているのか、いつ頃返答がもらえるのかが不透明なので、担当医師にも報告しづらいという紹介会社からすれば大変使い勝手が悪い状況です。
そのような状況が続けば、紹介会社からの紹介数も減ります。
代行会社を利用する場合には、事前に連絡のつきやすい時間帯や連絡手段や返答目安などを代行会社と打ち合わせしておくとスムーズです。
また、求人有無の確認は代行会社、面接可能な医師がいた場合には、途中から医療機関の担当者にスイッチするなど、使い分けを検討されることもオススメします。
求人票以上の情報も共有する
代行会社が把握している状況が薄ければ、案件を進める途中に何度も連絡が入り、案件の進捗スピードが落ち、手間も増えます。代行するからには求人票の情報だけでは足りません。診療体制や使用機器、患者状況など想定できる質問は把握しておくべきです。
ただただメールで求人票を代行会社に渡すだけでは効果は薄いです。面談か最悪でも電話でのしっかりしたヒアリングを行ってくれる会社を選んでください。
(1~2年前位の話ですが、リクルートの採用代行の男性の方は深い情報まで把握しており、尊敬の念と共に他社ながら信用できると感じました)
効果が見込める医療機関と効果が薄い医療機関がある
医師採用アウトソーシングサービスは全く医師招聘の知識がない医療機関にとっては、ノウハウを教えてくれる良いパートナーになれると思いますが、医師招聘に習熟した担当者の方にとっては、主力というよりは助力程度の効果しか得られないと思います。
こちらのサイトでも無料で行える工夫をいくつかご紹介していますので、よければご覧になってみてください。ご相談などもメールでお気軽にどうぞ!
**オススメ記事**
◇医師紹介会社から『有益な連絡』をもらう
◇医師の問合せを増やす!医師求人票の書き方~定期非常勤・基本編~
◇医師の問合せを増やす!医師求人票の書き方~施設概要編~
◇医師紹介会社へ訪問する時のポイント
にほんブログ村 ランキングに参加中です。その1クリックがご本人が想像する以上に、とっっっても有難いです。