敏腕の医師採用担当者へのインタビューをご紹介する記事です
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ー交渉が上手いと感じる紹介会社はどちらですか?
やはり、こちらも会社全体の話ではないですね。
コンサルタントによるんじゃないでしょうか?
前出のリクルートやメディプリ(民間医局)のコンサルタントの2人はきっちり交渉してきますね。
でも、最初からはしてこない。
「今の段階でこの金額は望んでないし、アプローチする気もないです。ただ、おそらく今回の先生の着地点はこれくらいだと思うので、頭の中には入れておいてください」って言い方をしてくれます。
医師側を向いて話をしているように見せて、実はきっちり当院の方も見てくれているのが分かりますよね。
だから、信用できるし話も進めやすいです。
ーコンサルタントの質って本当に千差万別ですね。
そうですね。
ーコンサルタントの質で医師の入職率も変わると思いますか?
もちろん。そう思います。
ーコンサルタントに求める能力はありますか?
プレゼン能力ですね。
面接ってお見合いじゃないですか。同席するコンサルタントは仲人ですよね。
で、面接の場になるとコンサルタントは喋らない。「若い人同士でどうぞ」って感じで。
でも、面接の場だから当院も医師もばっちりメイクをしているわけですよ。
お互いを良く見せるために。
だけど、一番大事なのは「すっぴんの姿」。
そこで、「今回の医師(病院)は面接の場ではこうですが、すっぴんもとってもいいんです」ってアプローチできるコンサルタントは良いですよね。
まぁ事前に医師と面談をしない会社はそういったこともできませんけど。
ー面接の同行状況はどうですか?
常勤は同行ありが多いですが、非常勤については同行なしの紹介会社もありますね。
ーコンサルタントは面接へ同行したほうが良いですか?
絶対同行したほうがいいですよ。トラブルのもとにもなります。
あと、紹介会社の同行が無いことによって、医療機関側の作業が一手間増えるんです。
紹介会社が書面で面接の内容を念押ししてくるケースがあるので。
そもそも、こちらは紹介料を支払っているのに、面接同行しない時点で「なんでそちらが手間を惜しんでいるの」とも思いますけどね(笑)
ー医師の方へ良いコンサルタントを見分ける上でのアドバイスはありますか?
絶対とは言いませんが、初めて面談をするときに たくさんの求人を持ってくるコンサルタントはオススメできないですね。
カタログ的に持ってきたのならまだしも、本命の求人まで持ってきているコンサルタントは特にです。
なぜかと言うと、会ったこともない・先生のバックグラウンドも分かってない状況で、本命の求人を持ってくるって、おかしくないですか?
「その先生の何を理解してその求人を用意しているんだろう」と思いますね。
そうではなくて、「求人はありますよ。でもそれより先生の話を聞かせてください、条件の調整や交渉は後からするんで」っていうのが本来の姿だと私は思います。
条件だけで決めて入職しても、居心地がよくないと先生もすぐに辞めたくなりますよね。
だから、しっかり先生のことを知ろうとしているコンサルタントのほうが絶対にいい。
条件交渉なんて、その後だと私は思います。
できないコンサルタントは求人だけはたくさん持ってきます。しかも、いつでも募集中の病院の求人ばかりを持参しているんじゃないでしょうか。
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第5回目は以上です。
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