敏腕の医師採用担当者へのインタビューをご紹介する記事です
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ー紹介会社を利用して痛い目にあったことはありますか?
大手の紹介会社でありましたね。
大手は母体が大きいがために人も当然多くなる。人が多い分だけ、業務を細分化しすぎです。
それをされて、すごく痛い目にあいました。
その紹介会社には、病院担当と医師担当にコンサルタントがそれぞれ別にいて、面接前までの交渉は病院担当と実施、そして、面接当日は医師担当のコンサルタントが先生と一緒に来院。
そのコンサルタントとはそれが「はじめまして」。
でも、もうそれ以降はもう会うことはないんですよ。
それは、面接後の調整は病院担当と実施するからです。
私は面接が重要だと考えています。
でも、病院側と交渉する病院担当のコンサルタントが面接に来ていないと、交渉や調整をスムーズに進められません。
面接の時に医師がどんな話をして、院長とどういう会話がポイントになっていたか、どういう部分で意気投合していたか。院内の見学時はどんなところをアピールして、どういった質問をしていたのかということを、病院担当のコンサルタントは詳細には把握できないんですよね。
だって面接に来てないから。
その会社からは同時期に2名の先生を紹介されましたが、両方ともダメでした。
しかも、その先生が同社提案の別の施設で入職したならまだしも、2名とも他社の施設に決めたって聞いて・・・
もともとレスポンスも非常に遅くて、内定通知から1ヶ月以上後の返事でした。
それで案の定、他の施設に決まったって・・・
同社が紹介していた別施設の事務長や、当院、そして病院担当のコンサルタントに医師担当のコンサルタント。
大の大人が何人も集まって、何人の人間がこの無駄な時間を過ごしたと思っているんだって憤りを覚えましたね。
それ以来、面接の場に来ない担当者とは交渉しないって決めました。
面接で医師の顔色をみてないコンサルタントとは交渉できないですよ。常勤の場合は特に。
ー
病院担当と医師担当に分かれる紹介会社は多いですか?
最近増えてきたんじゃないでしょうか。
これは予想の話ですが、紹介会社は以前と比べたくさんあります。
だから、たくさんの会社から病院へ連絡がいきます。医師の採用担当者が兼任の場合、他の仕事もあるから忙しくて、窓口を統一してくれと紹介会社へ希望する。
そうすると、規模が大きい会社だと情報収拾する人間と、医師専任で対応する人間を分けた方が効率がいいと考え、担当を分けたのではないでしょうか。
でも、私は医師のことを何も知らないコンサルタントと話しはしたくないから、1社から何人も連絡してもらって問題無いという方針で対応しています。
ー
紹介会社を利用する際に他に気をつけている点はありますか?
契約書の返金規定ですね。
ちょっとした事ですが、返金規定の期日が「●ヶ月未満」か「●ヶ月以内」かは必ずチェックしています。
看護師の紹介での話ですが、以前に返金規定でトラブルがありました。
4月に入職した看護師から「今月いっぱいで辞めさせてください」と言う申し出があり、話し合いの結果、月末の4月30日付けにて退職することになりました。
やむをえず紹介してくれた会社に「1ヶ月での退職だから紹介料は満額返金だね」と伝えた所、その紹介会社からは「契約書では“1ヶ月未満は100%返金”と記載されており、月末30日での退職は未満ではないので、100%返金には該当しません」と言われ、返金されたのは50%でした。
一般的に考えれば、“今月いっぱいで”と話し合いをしているのに、“29日付けで退職”とはならないですよね。しかも、健康保険などが切れないように考慮するなら、30日付け退職、1日付けで次の職場に入職という流れが常識的じゃないでしょうか。
その事を紹介会社へどれだけ抗議しても覆らなかったので、それ以来その会社との紹介取引はしない事としました。
だから、契約書の返金規定の文言の「以内」か「未満」なのかはしっかり確認するようになりましたね。
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第7回目は以上です。
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